設立趣意

財団法⼈近藤育英会設⽴趣意

⽗照男が昭和16年に⼤阪市⻄淀川区に設⽴した「近藤カーボン⼯業所」に昭和21年に⼊社後、昭和24年10⽉に「東洋炭素株式会社」に社名変更とともに取締役社⻑に就任してから、48年が経過しました。

社⻑就任後、営々汲々として同社に⼼⾎を注ぎ、現在では炭素製品の総合メーカーとして、わが国でもトップクラスの技術⼒を有する会社となりました。
社⻑就任後、満50年を⽬前に控え、⻘春時代を顧みます時、学業優秀で品⾏⽅正な⽣徒・学⽣が初志半ばにして、経済的理由等により勉学を断念せざるを得なくなるというのは、⾮常に残念でなりません。

他⽅、⾹川県は私の⽣まれ故郷であり、かつ現在も三⼯場すべてを⾹川県内に設置している関係上、かねてより県並びに地位域社会から受けている恩恵に報謝する⽅法が何か無いかと思案しておりました。

そこで、この度、経済的理由により修学困難な者に対し、奨学⾦を給付することによりその就学の援助を⾏い、もって⾹川県下における教育の振興及び⼈材の育成に寄与したいと考え、財団法⼈近藤育英会を設⽴するものであります。

平成6年1⽉10⽇
財団法⼈近藤育英会
設⽴代表者 近藤 照久

※平成28年6⽉に法⼈名称を「公益財団法⼈近藤記念財団」に変更いたしました。